soleil diary

香りの勉強

最近香りの勉強をしています。
もともと興味があり、いつか勉強したいなと思っていましたが、
最近仕事で高齢者医療施設のリノベーションにどっぷりはまったせいで
強く勉強したいと思うようになりました。

同じ高齢者医療施設でも、新築はどれも問題ないし、
リノベーションでもオフィスやホテルはさほど気にならないのですが、
医療高齢者施設のリノベーションではどうしても、
あの沁みこんだ薬品等々のにおいが気になります。

確かにそこに長時間身を置くと、そうしたにおいは気にならなくなりますが、
高齢者施設という人生の終の棲家が、それでいいのかしらと思っていました。

根本的ににおいの原因を取り除くことも大切ですが、
それは結構難しく手間やコストのかかるものですよね。
であれば、対処療法のようではあるけれど、
香りをにおいに被せてしまうのはどうかしら、と思いました。

色にはそれぞれ生理作用があるという話を以前しましたが、
香りにも同様に作用します。

そして、香りについて勉強していくうちに、
においの方が直接的に身体調整に関わるということを学んで、
嗅覚に対して大きな可能性を感じるようになりました。

※視覚や聴覚が刺激を受ける一次中枢(視覚野・聴覚野など)は
 大脳新皮質にあり、そこで認識された後に大脳辺縁系に伝わる
のに対して、
 嗅覚の場合は刺激を受け入れる一次中枢が大脳辺縁系にあり、
 大脳辺縁系に受け入れられた後に大脳新皮質で認識される。
 大脳辺縁系:情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与
 大脳新皮質:論理的しこや判断、言語など高度の知能活動を営む場

考えてみたら、癒し効果のある緑色や木々を見るよりも、
カモミールの香りを嗅いだ方が強く作用するような気がします。

高齢者の方も当然他の機能と同様に嗅覚機能も低下しますが、
それでも、談話室やサンルームには元気が出るベルガモットやレモン系、
読書室や廊下の奥まった所など、少し気持ちを落ち着けたいような場所に
ネロリやラベンダー、などなど、場所に合わせた香りを焚いてみることは
大なり小なり良い影響を与えると思います。
そして、そうした嗅覚の刺激は高齢者の皆さんの脳に与える
とってもきっと良い刺激になると思いますし。

心配なのは介護者不足により、こうした香りのメンテナンスをすることが
介護者の負担になってしまうため、
受け入れられにくいのではないかということ。

ただ、今は火を使わずにランプで出来ることも多いので、
できれば上手く活用してもらって、もっとそこにいる方の
生活の質を高めることができればいいなと思います。

そのために、しっかり知識を身につけて、
色と香りから空間をコーディネートできる人材になりたいと思います。
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by my50109 | 2010-11-04 22:22 | work

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