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soleil diary

(映画)Dear Doctor

山あいの小さな村。唯一の医師として人々から慕われていたひとりの医師が失踪した。
警察がやってきて捜査が始まるが、驚いたことに村人は、自分たちが唯一の医者として慕ってきたその男について、はっきりした素性を何一つ知らなかった。
やがて経歴はおろか出身地さえ曖昧なその医師、伊野の不可解な行動が浮かびあがってくる――。

遡ること二か月。
東京の医大を卒業した相馬は、研修医としてその村に赴任してきた。コンビニ一つなく、住民の半分は高齢者という過疎の地。そこで相馬は、伊野という腰の据わった勤務医と出会う。
日々の診察、薬の処方からボランティアの訪問健康診断まで。
村でただ一人の医者として、彼はすべてを一手に引き受けていた。
診療所に住み込み、急患が出れば真夜中でも飛んでくる伊野のことを、村人は「神さま仏さま」よりも頼りにしている。
僻地の厳しい現実に最初は戸惑っていた相馬も、村中から親しげに「先生」と呼びかけられる伊野の献身的な働きぶりに共感を覚えるようになっていく。

ある日、かづ子という一人暮らしの未亡人が倒れた。
彼女は、自分の体がもう大分良くないことに気づいている。
「先生、一緒に嘘、ついてくださいよ」
やがて伊野がかづ子の嘘を引き受けたとき、伊野自身がひた隠しにしてきたある嘘も浮かび上がってくる。
ずっと言うことができずにいた一つの嘘が――。

---amazonのあらすじより

週末を切っ掛けに、色々考えることがあってこの映画を借りて観てみました。

香川照之さん演じる製薬会社さんが
刑事さんから「どうしてあの人はこの無医村で患者をみたのか?愛か?」
という質問に対して、椅子ごとひっくり返ってみせるシーンがあります。
その際に、刑事さんは直ぐに手を出して香川さんを助けようとします。
そこで香川さんが言った言葉、
「どうして刑事さんは私を今助けたんですか?それは愛ですか?」
個人的にはこのシーンがとても印象的でした。

この映画に対するコメントの一つに、那須高原に暮らす高木美保さんの話を上げて、この映画の裏のテーマは田舎の持つ狂気だというものがありました。

ちなみに高木さんのお話はこちら。
「都会で人間関係に疲れた人は、田舎にくるともっと人間関係に疲れるから覚悟するように。田舎はみんな純真で素直だと思ったら大間違いよ。老人が多いから嫉妬深くて迷信深くて、偏見と無知の連続なのよ」


そして教えて欲しいこと。
縁もゆかりもないこうした土地に、相手の都合で行かなければならない人は
どうやってその覚悟を決めるんでしょうか。それこそ愛ですか?

私には愛が足りないのかな、、、



by my50109 | 2011-01-19 20:00 | film & concert

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