5/8 ベルギー1日目後編(ブリュッセル)
300年の年月を要し15世紀半ばに完成したサン・ミッシェル大聖堂。
雲ひとつない青空に新緑、石の白色がやけに明るく優しく撮影されました。
近年洗浄されて蘇った純白の姿はヴィクトール・ユゴーが「汚れなき花のような麗しいゴシック教会」と讃えたそうですが、まさにその通り。
この大聖堂はステンドグラスが本当に綺麗です。
オランダでは近代建築ばかり見ていたので、教会に入るのは今回の旅行中ここが初めて。
オランダの教会も一度くらい入っておけばよかったです。
これがブリュッセル 中央駅 Gare Centrale/Centraal Station
。
ファサードの曲線が印象的なこの駅は、アール・ヌーヴォーのオルタが設計を手がけ、弟子が完成させた建物です。
こしてここが楽器博物館。
1898年竣工のアール・ヌーヴォーの代表的な建築の一つです。
ちなみにベルギーで度々登場するアール・ヌーヴォー(仏:Art Nouveau)とは、19世紀末にヨーロッパで花開いた新しい装飾美術の傾向のことで、有機的な自由曲線の組み合わせ、鉄やガラスといった素材が特徴です。
アール・ヌーヴォーはフランス語で「新しい芸術」を意味し、パリの美術商、サミュエル・ビングの店の名前メゾン・ドゥ・ラール・ヌーヴォー(Maison de l'Art Nouveau)に由来。
またアール・ヌーヴォーが日本美術の影響を受けていることが指摘されています。
今回の旅行では、オランダの近代建築とベルギーのこのアール・ヌーヴォーの違いを見るのも楽しみの一つでした。
そしていよいよ、念願のオルタ邸 (Maison & Atelier Horta) へ到着。
実はここ、「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」としてユネスコ世界遺産に登録された立派な見所の一つなのに、わずか14時~17時半の間しか見学できません(しかも入場は17時まで)。
しかしながら、それは一歩ダイニング・サロンに足を踏み入れた瞬間にクリアになります。
大きな窓から降り注ぐ光が、オルタ邸を一際特別なものにしています。
ピンクの内装(さらにそれが太陽の光を受けて色が浅くなる)とグリーンの庭。
この庭から降り注ぐ光の時間が、この短い開館時間なんだと思います。
内部の写真撮影は禁止されていて、残念ながらこれ以上の写真がありません。
17時を過ぎると入口は閉ざされてしまいますが、ブリュッセルに来たら、この時間に実際にここを訪れることをお薦めします。
この邸宅は、美しいインテリアに光や緑が加わり、私がこれまで見てきたどんな家も敵わない、キラキラとした特別な邸宅になりました。
オルタ邸の周りには、同じアール・ヌーヴォー様式の面白い住宅がたくさんあります。
この辺りは高級住宅地なのかな?
写真はケーキやさんのディスプレイ。お菓子もおいしそう。
ここで夜ご飯を頂きました。
ベルギーはオランダに比べて食事はおいしいし、素敵なレストランも多いように感じます。
というか、食も街の雰囲気も、パリっぽい。言葉も仏語がよく話されているようだし。
ブリュッセルの夕焼け。
夜のグランパレス。
ライトアップされ昼間とはまた違った雰囲気です。
こちらは「王の家」。
ただ呼び名が「王の家」であって、実際に王様が住んだことはないそうです。
以下Wikipediaより。
12世紀以降パン市場として親しまれた木造建築物で、それゆえオランダ語では「パンの家」(broodhuis) と呼ばれる。15世紀になると石造にかわり、ブラバント公の行政庁が置かれた。これが理由で人々はこの建物を「公の家」と呼ぶようになり、公がスペイン王になると「王の家」と呼ぶようになった。
現在は市立博物館として使われていて、3階には小便小僧の衣装コレクションが展示されているそう。
こちらは市庁舎。
実はこの市庁舎の塔は建物の中央にはなく、右半分と左半分は少し違っています。
ブリュッセルの人々に知られている古い伝説では、この誤りに気付いた建築家は頂上から身投げしたのだといいますが、実際には左右が一緒に建造されたわけではないとのこと。
身投げしてなくてよかった。
雲ひとつない青空に新緑、石の白色がやけに明るく優しく撮影されました。
近年洗浄されて蘇った純白の姿はヴィクトール・ユゴーが「汚れなき花のような麗しいゴシック教会」と讃えたそうですが、まさにその通り。
この大聖堂はステンドグラスが本当に綺麗です。
オランダでは近代建築ばかり見ていたので、教会に入るのは今回の旅行中ここが初めて。
オランダの教会も一度くらい入っておけばよかったです。
これがブリュッセル 中央駅 Gare Centrale/Centraal Station
。
ファサードの曲線が印象的なこの駅は、アール・ヌーヴォーのオルタが設計を手がけ、弟子が完成させた建物です。
こしてここが楽器博物館。
1898年竣工のアール・ヌーヴォーの代表的な建築の一つです。
ちなみにベルギーで度々登場するアール・ヌーヴォー(仏:Art Nouveau)とは、19世紀末にヨーロッパで花開いた新しい装飾美術の傾向のことで、有機的な自由曲線の組み合わせ、鉄やガラスといった素材が特徴です。
アール・ヌーヴォーはフランス語で「新しい芸術」を意味し、パリの美術商、サミュエル・ビングの店の名前メゾン・ドゥ・ラール・ヌーヴォー(Maison de l'Art Nouveau)に由来。
またアール・ヌーヴォーが日本美術の影響を受けていることが指摘されています。
今回の旅行では、オランダの近代建築とベルギーのこのアール・ヌーヴォーの違いを見るのも楽しみの一つでした。
そしていよいよ、念願のオルタ邸 (Maison & Atelier Horta) へ到着。
実はここ、「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群」としてユネスコ世界遺産に登録された立派な見所の一つなのに、わずか14時~17時半の間しか見学できません(しかも入場は17時まで)。
しかしながら、それは一歩ダイニング・サロンに足を踏み入れた瞬間にクリアになります。
大きな窓から降り注ぐ光が、オルタ邸を一際特別なものにしています。
ピンクの内装(さらにそれが太陽の光を受けて色が浅くなる)とグリーンの庭。
この庭から降り注ぐ光の時間が、この短い開館時間なんだと思います。
内部の写真撮影は禁止されていて、残念ながらこれ以上の写真がありません。
17時を過ぎると入口は閉ざされてしまいますが、ブリュッセルに来たら、この時間に実際にここを訪れることをお薦めします。
この邸宅は、美しいインテリアに光や緑が加わり、私がこれまで見てきたどんな家も敵わない、キラキラとした特別な邸宅になりました。
オルタ邸の周りには、同じアール・ヌーヴォー様式の面白い住宅がたくさんあります。
この辺りは高級住宅地なのかな?
写真はケーキやさんのディスプレイ。お菓子もおいしそう。
ここで夜ご飯を頂きました。
ベルギーはオランダに比べて食事はおいしいし、素敵なレストランも多いように感じます。
というか、食も街の雰囲気も、パリっぽい。言葉も仏語がよく話されているようだし。
ブリュッセルの夕焼け。
夜のグランパレス。
ライトアップされ昼間とはまた違った雰囲気です。
こちらは「王の家」。
ただ呼び名が「王の家」であって、実際に王様が住んだことはないそうです。
以下Wikipediaより。
12世紀以降パン市場として親しまれた木造建築物で、それゆえオランダ語では「パンの家」(broodhuis) と呼ばれる。15世紀になると石造にかわり、ブラバント公の行政庁が置かれた。これが理由で人々はこの建物を「公の家」と呼ぶようになり、公がスペイン王になると「王の家」と呼ぶようになった。
現在は市立博物館として使われていて、3階には小便小僧の衣装コレクションが展示されているそう。
こちらは市庁舎。
実はこの市庁舎の塔は建物の中央にはなく、右半分と左半分は少し違っています。
ブリュッセルの人々に知られている古い伝説では、この誤りに気付いた建築家は頂上から身投げしたのだといいますが、実際には左右が一緒に建造されたわけではないとのこと。
身投げしてなくてよかった。
by my50109
| 2008-07-14 01:04
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