5/6 オランダ4日目前編(クローラー・ミュラー国立美術館)
オランダも早4日目。
行きたいところは沢山あって、この日にどこに行くか色々と悩みましたが、
最後はクローラー・ミュラー国立美術館に決めました。
ヴィンセント・ファン・ゴッホの275点以上の絵画や素描画など
幅広い作品が展示されている美術館と、それを囲むヨーロッパ最大級の彫刻庭園。
アントン・クレラー・ミュラーと、その夫人ヘレン・クレラー・ミュラーのコレクションを基に
1938年開設された、もとは20世紀最大の個人コレクション美術館です。
こんな素敵な美術館ですがツアーにはあまり含まれず、含まれる場合は一気にツアー料金が上がってしまうそう。
なぜならそれは、すごくアムスから行きにくいからではないでしょうか。
なんと電車とバスを乗り継いでアムスから片道2時間強。
それでもようやく辿りついた先は、まさに静かなる森の中の美術館です。
道の先、さらに木々の奥に美術館の入口があります。
中に入れば見覚えのある名作の「本物」が目の前にずらりと並んでいます。
(以下率直、というか幼稚な感想が並んでしまい申し訳ないのですが、、、)
写真は「郵便配達夫」。
背景のグリーン×花の壁紙がとてもかわいらしかったです。
同じ郵便配達夫でもバーンズコレクションのほうがもっと渋い感じですよね。
これはゴッホの自画像。
使われている絵の具がどれもとてもきれいでした。
他にも「糸杉」や「種まく人」など素晴らしい作品を、まさに触れられるほど近くで、静かにゆったりと鑑賞することが出来ます。しかもフラッシュをたかなければ撮影もOK。
これは「星空のカフェテラス」。
私はこの絵が一番好きになってしまい、随分長い間絵の前のソファに座り込んで見ていました。
こんなに素敵な絵を、誰にも邪魔されることなく好きなだけ見ていられるって、やはりとても貴重なことだと思います。
これはゴッホが南フランス・アルルの星空の下、人でにぎわうカフェテラスが描いたもので、この絵でゴッホは初めて黒をあまり使わずに夜空を描いたそうです。確かに空は青い。
ちなみにモデルとなったカフェはアルルのプラス・デュ・フォルムという広場に面した店で、「カフェ・バン・ゴッホ」という名で現存します。
2006年5月にシャープの液晶テレビ「AQUOS」のコマーシャルに使用されているのでご存知の方も多いと思います。
カフェテラスを灯すランタンは、とても大きく、鮮やかな絵の具でたっぷりと描かれていて、それがとても印象的でした。
また空に輝く星たちも、たっぷりと大きく描かれています。
この絵の具の厚みを生で感じることが出来てよかったです。
「アルルの跳ね橋」
実は学生時代にフランスを旅した際、実際のモデルとなった橋(レプリカ)を見に行きました。
アルルの中心部から約3キロほど南西の運河に架かっていて、見に行くのに随分苦労した記憶があります。
10年近く経ってようやくこの橋の絵を直に見ることが出来ました。
ここは美術館の中にあるカフェ。
この日も天気がよく、外にあるテラス席は大人気です。
小鳥のさえずりが絶え間なく響いていて、気持ちよくランチを頂きました。
館内を見た後は、屋外にある彫刻展示場へ。
緑に囲まれた広大な敷地に彫刻が散在するこの展示方法は、日本の彫刻の森美術館の参考になったそうです。
写真は一見普通の建物ですが、
中はとても開放的なつくりになっています。
気分もとっても開放的に彫刻が見れますよ。
屋外彫刻展示場はとてもとても広くて、一通りまわるには優に2時間以上かかります。
それでもこんな面白いものばかり、また気持ちのよい森林の中なので、ついつい時間を忘れて見てしまいます。
比較的新しそうな建物の中には、
こんなお茶目な感じの彫刻が。
奥の方から渋~い顔したおじさんが見ている感じも面白いでしょ。
これもすごいと思いました。
天高く伸びる作品。
下から見上げるとこんな光景が。
クローラー・ミュラー美術館が位置するこのデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内には、無料の貸し出し自転車もあります。
彫刻や絵画を見た後は、この自転車でサイクリングもとても楽しいですよ。
美術館の入口に立つ超巨大シャベル。
イメージとしてはお台場の国際展示場と国際展示場前駅の間に刺さる赤いのこぎり。
一見ちょっとしか刺さっておらず、押したら倒れそうに見えるので、思わず押してみる。
通りすがりの人に「危ない!ダメだよ~!」と笑われました。
クローラー夫妻はたとえ作者が無名であっても、
自分たちが見て良いと思ったものを集めていったそうです。
アートもブランド化している今、改めてクローラー夫妻の
アートに対する姿勢を見習いたいと思いました。
行きたいところは沢山あって、この日にどこに行くか色々と悩みましたが、
最後はクローラー・ミュラー国立美術館に決めました。
ヴィンセント・ファン・ゴッホの275点以上の絵画や素描画など
幅広い作品が展示されている美術館と、それを囲むヨーロッパ最大級の彫刻庭園。
アントン・クレラー・ミュラーと、その夫人ヘレン・クレラー・ミュラーのコレクションを基に
1938年開設された、もとは20世紀最大の個人コレクション美術館です。
こんな素敵な美術館ですがツアーにはあまり含まれず、含まれる場合は一気にツアー料金が上がってしまうそう。
なぜならそれは、すごくアムスから行きにくいからではないでしょうか。
なんと電車とバスを乗り継いでアムスから片道2時間強。
それでもようやく辿りついた先は、まさに静かなる森の中の美術館です。
道の先、さらに木々の奥に美術館の入口があります。
中に入れば見覚えのある名作の「本物」が目の前にずらりと並んでいます。
(以下率直、というか幼稚な感想が並んでしまい申し訳ないのですが、、、)
写真は「郵便配達夫」。
背景のグリーン×花の壁紙がとてもかわいらしかったです。
同じ郵便配達夫でもバーンズコレクションのほうがもっと渋い感じですよね。
これはゴッホの自画像。
使われている絵の具がどれもとてもきれいでした。
他にも「糸杉」や「種まく人」など素晴らしい作品を、まさに触れられるほど近くで、静かにゆったりと鑑賞することが出来ます。しかもフラッシュをたかなければ撮影もOK。
これは「星空のカフェテラス」。
私はこの絵が一番好きになってしまい、随分長い間絵の前のソファに座り込んで見ていました。
こんなに素敵な絵を、誰にも邪魔されることなく好きなだけ見ていられるって、やはりとても貴重なことだと思います。
これはゴッホが南フランス・アルルの星空の下、人でにぎわうカフェテラスが描いたもので、この絵でゴッホは初めて黒をあまり使わずに夜空を描いたそうです。確かに空は青い。
ちなみにモデルとなったカフェはアルルのプラス・デュ・フォルムという広場に面した店で、「カフェ・バン・ゴッホ」という名で現存します。
2006年5月にシャープの液晶テレビ「AQUOS」のコマーシャルに使用されているのでご存知の方も多いと思います。
カフェテラスを灯すランタンは、とても大きく、鮮やかな絵の具でたっぷりと描かれていて、それがとても印象的でした。
また空に輝く星たちも、たっぷりと大きく描かれています。
この絵の具の厚みを生で感じることが出来てよかったです。
「アルルの跳ね橋」
実は学生時代にフランスを旅した際、実際のモデルとなった橋(レプリカ)を見に行きました。
アルルの中心部から約3キロほど南西の運河に架かっていて、見に行くのに随分苦労した記憶があります。
10年近く経ってようやくこの橋の絵を直に見ることが出来ました。
ここは美術館の中にあるカフェ。
この日も天気がよく、外にあるテラス席は大人気です。
小鳥のさえずりが絶え間なく響いていて、気持ちよくランチを頂きました。
館内を見た後は、屋外にある彫刻展示場へ。
緑に囲まれた広大な敷地に彫刻が散在するこの展示方法は、日本の彫刻の森美術館の参考になったそうです。
写真は一見普通の建物ですが、
中はとても開放的なつくりになっています。
気分もとっても開放的に彫刻が見れますよ。
屋外彫刻展示場はとてもとても広くて、一通りまわるには優に2時間以上かかります。
それでもこんな面白いものばかり、また気持ちのよい森林の中なので、ついつい時間を忘れて見てしまいます。
比較的新しそうな建物の中には、
こんなお茶目な感じの彫刻が。
奥の方から渋~い顔したおじさんが見ている感じも面白いでしょ。
これもすごいと思いました。
天高く伸びる作品。
下から見上げるとこんな光景が。
クローラー・ミュラー美術館が位置するこのデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内には、無料の貸し出し自転車もあります。
彫刻や絵画を見た後は、この自転車でサイクリングもとても楽しいですよ。
美術館の入口に立つ超巨大シャベル。
イメージとしてはお台場の国際展示場と国際展示場前駅の間に刺さる赤いのこぎり。
一見ちょっとしか刺さっておらず、押したら倒れそうに見えるので、思わず押してみる。
通りすがりの人に「危ない!ダメだよ~!」と笑われました。
クローラー夫妻はたとえ作者が無名であっても、
自分たちが見て良いと思ったものを集めていったそうです。
アートもブランド化している今、改めてクローラー夫妻の
アートに対する姿勢を見習いたいと思いました。
by my50109
| 2008-06-18 00:56
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